乱鶯を観てきました!【劇団新感線 春公演】
梅田芸術劇場に観に行ってきました!
高校生時代は演劇部に青春を捧げた(笑)演劇少女だったのですよ。
最近は一年に一度観劇に行くか行かないかというところなんですけれど…。
これには着物着付け教室で
同じ高校
同じ演劇部の先輩
高校の同級生と同じ職場で働く
というすごい偶然で巡り合った先輩と一緒に着物を着て行ってきましたよ。
もうね、すごく久しぶりで楽しかったー!
劇団新感線は観たい観たいといいながら行けていなかった所なので念願叶いました。
*感想*(ネタバレありなので要注意!!)
冒頭から長く見応えのある殺陣があります。
主人公の鶯の十三郎が奉行所の黒部源四郎に追いつめられていくところのセットもすごい!
御用の提灯がセットの裏で揺らめく。
出血するシーンではセットに血しぶきが飛ぶとか、刺したら血が噴き出してくるとか仕掛けが凝ってる。
もうこの時点で大興奮。
舞台が切り替わるときに町民が行き来してるような雰囲気がすごくあってそれにも感動。
くるくる回るセットって今まで観たことなくてつながりが、場面が変わるところで意識が途切れないのがいいなぁって思ってた。
一幕はいわゆる起承転結の起と承。
話が動き出すのは二幕から。
二幕からの丹下屋の人たちも人情味があるやり取りがあってすき。
あんまり出番がないのに面白かったのは太兵衛(たへえ)。
登場シーン が窓の外にいわゆるコソドロ的な服装かつ微妙な体勢。
ぐいぐい押し切られて買いたいのーっていうお夏とのやり取りは楽しかった。
丹下屋でみんな反物を選ぶときびろーーーーーんって布を長い距離流してせっせと回収するの、なんで?笑
動きが可愛らしくてツボでした。
今回のおバカ担当の小橋(息子)は嫌味なく普通に馬鹿でいとおしかった。
自分で潜入すると言い出しながら、変装する気があまりなかったり
捜査中もおとぼけ連発だったり
料理を運ぶ場所がわからなくて同じ時期に入った女中おりつに教えてもらったり
自分で台所の厄介者って豪語したり
なんていとおしいおバカなんだ!!
だから火縄の砂吉が丹下屋に押し入ったとき、もっと早く十三郎来て!来て!!って力が入ってました。
殺陣シーン、おバカ役割であるわりには頑張るんだけども、殺陣もすこしへなちょこ感があって、他の敵役や一撃が重そうに見える十三郎の立ち回りとはやっぱりちがう。
おりつに嘘をついて安心させるシーンは痛々しく、、、
最後のおりつの慟哭が心に迫ります。。
ラストシーンは鳥肌たちまくり
十三郎がお加代に新しい着物をプレゼントし、お客を先に返す。お加代も船遊びで出払った後に黒部が店に入ってくる。
あの、花火!
もう一回見たいわぁぁあ。
あのシーンはこれからかたをつけようってことだと認識してるんですけど
殺しあうの?
お加代とその後は一緒になるんだよね?ねえ!
そのままどっか行っちゃうとかなしだからね!!
…というのも私の中の十三郎なんか色々理由つけていなくなってしまいそうな気がしたので、、幸せになって欲しいわぁ。。
…今度は他の過去作品もゲキ×シネで観よう。